MINERAL / MAGNESIUM
マグネシウムサプリは必要?125〜250mgの複合3製品を2025年基準で比較
食品由来の推奨量と、サプリ等『通常の食品以外』からの耐容上限量を分け、元素マグネシウム量・複合成分・製剤形態・他サプリとの重複から判断します。
まず何者?
Evidenceを読む前の一般的な整理
マグネシウムは必須ミネラルですが、食品から摂る量とサプリから追加する量では安全上限の扱いが違います。今回確認した国内の主要候補はマグネシウム単品ではなく、カルシウムや亜鉛などを含む複合製品です。そのため『Mgが多い順』『1mgが安い順』だけでおすすめ順位を作らず、自分が一緒に補いたい成分まで確認します。
通常食品のRDAと、通常食品以外からのUL 350mgを混同しない
化合物重量ではなく1日当たりのマグネシウム量を確認
Ca・Zn・鉄・Vitamin D等が必要か、他サプリと重ならないか確認
一般によく言われること
まず入口だけを整理
成人18〜64歳の推奨量は280〜380mg/日
厚生労働省2025年版では性別・年齢区分により成人18〜64歳の推奨量は280〜380mg/日です。これは通常の食事を含む総摂取の基準で、サプリだけで280〜380mgを追加する目標ではありません。
サプリ等『通常の食品以外』からの耐容上限量は350mg/日
成人の350mg/日ULは通常の食品以外から摂るマグネシウムに適用され、通常の食品由来には同じULを設定していません。ULは摂取目標ではなく、サプリ・強化食品等の合計を確認する安全側の基準です。
DHC カルシウム/マグ:Mg 206mg/日の複合
1日3粒でMg 206mg、Ca 360mg、Vitamin D 2.2µg、CPP 9.7mg。30日分405円(税込)で約13.50円/日、90日分1,134円(税込)で約12.60円/日です。ドロマイト由来で、メーカーも多量摂取による軟便(下痢)に注意を示しています。
Nature Made マルチミネラル:Mg 125mg/日+6ミネラル
1日1粒でMg 125mg、Ca 250mg、Zn 6mg、鉄4mg、銅0.6mg、セレン50µg、クロム20µg。50日分、メーカー希望小売価格1,150円(税別)で約23円/日です。原材料には酸化Mgが使われています。
Nature Made Ca/Mg/Zn:Mg 250mg/日+Ca/Zn/D
1日3粒でMg 250mg、Ca 500mg、Zn 7mg、Vitamin D 5µg。30日分、メーカー希望小売価格1,050円(税別)で約35円/日です。Mg 250mgはサプリ等由来UL 350mgの約71%ですが、ULへの近さを高評価には使いません。
睡眠へのEvidenceは小さな初期シグナル。今回の商品順位には使わない
2025年の155人RCTではMgビスグリシネートとして元素Mg 250mg/日を4週間摂取し、ISIはプラセボよりわずかに改善しましたが効果量は小さく(d=0.2)、客観的睡眠指標や長期性には限界があります。今回のDHCはドロマイト由来、Nature Madeは酸化Mgを含むため、この試験を各商品の睡眠優位性へ転用しません。
量とタイミング
まず迷いやすい2点
125〜250mg/日はサプリ等由来ULの約36〜71%。上限への近さは点数ではない
今回の3製品は元素Mg 125、206、250mg/日です。通常食品以外からのUL 350mg/日に対してはそれぞれ約36%、59%、71%ですが、ULは目標量ではありません。マルチビタミン&ミネラル等ですでにMgを追加している場合は合算します。
時間帯より、製品クラスと合計Mg量を先に確認
今回の候補はすべて複合製品です。CaやZn、鉄、Vitamin Dまで一緒に必要なのかを確認し、他のミネラル・マルチ系サプリとの重複を避けます。睡眠目的であっても、特定のMg形態の研究を別形態の商品へそのまま当てはめません。
健康な一般成人18〜64歳向けのLevel A情報です。診断された欠乏、腎機能障害、服薬との相互作用、妊娠・授乳、下痢などの症状に対する治療目的の個別判断は対象外です。
確認した基礎情報
一般論の確認元